今から9千年前にあたる、縄文初期の上ノ原
遺跡より発見された人骨のDNAと同種のもの
が、東南アジアの現代人から確認されました。
さらに、アジア各地の縄文土器と同種の土器
が、バヌアツ、フィジー、ニューカレドニア、北
米大陸などからも発見されています。この事
実から、遥か遠い過去に、私たちの祖先が
縄文土器を携えて「アウトリガー・カヌー」により、
アジア太平洋を渡ったことが容易に想像でき
ます。アジアで生まれたとされる独創的船舶
「アウトリガー・カヌー」は、量的・物質的エネ
ルギーを必要とせず、自然エネルギーだけで
航行する非常に優れた空間移動体です。そこ
には、私たち現代人が忘れてしまった、素晴ら
しい「思想」「哲学」が溢れています。
造船にあたっては、インドネシアと台湾の船大工、
芸術家の協力により、伝統的技法で復元したもの
です。
写真は、2005年就航時のアウトリガー・カヌー。
気象条件悪化のため航行を途中で断念したが、
7,000kmを実走行した。
Yoshiyuki Yamamoto
山本良行
◎船長、アウトリガー・カヌー冒険家 アジアの「船と航海」の歴史を
アジア人の視点で再発見していくことをテーマに、失われた古代船を復元し、
実験航海を実践してきた。
●1977年「竹筏ヤム号(17m×5m)黒潮漂流実験」フィリピン→鹿児島。
● 8 4 年「アウトリガー・カヌーによる航海実験」(7m×1.4m)ジャカルタ
→ニアス島間2,000q(単独)。
●87年「インド洋単独航海」(14m×1.4m) 。インドネシア→シンガポール→
モルジブ→ソマリヤ間約7,500q(単独)。
●90年「バンダ海深検航海」TBS・新世界紀行「光と風と波」で放送
(レポーターとして出演)。
●91年「アジア最古の帆船復元および実験公開」(25m×5m) 。
インドネシア→フィリピン→沖縄→鹿児島→東京。
●95年インドネシア独立50周年イベントに参加(17m×2m) 。インドネシア
→ジャカルタ→シンガポール。
●97年、アドベンチャーズ・ラボ設立
●2005年5月〜06年8月。距離40,000q、実走行距離7,000q。
しかし、経済だけが中心では無いが、今の日本人が
基本的に考え直さねばならない 民族の重みとグローバル化
経済破綻を目の前に控えた日本。
少子高齢化、若者の弱体化、世界の製造工場と
言われた過去を中国に奪われた今。日本の将来は・・
6/25 沖縄 7/5 鹿児島
総航程約/5,000km航海予定速度/4ノット(約7.4km/h)
●船 名:エクスプローラー・サンデック号
●船 型:アウトリガー・カヌー
●船 体:全長17m/船体幅1.2m/
アウトリガー幅13m/高さ1.7m
●造船地:インドネシア
●船 籍:インドネシア